マレーシアの気象庁によると今年の11月にラニーニャ現象の影響もあり大規模な洪水が起きる可能性が高いと発表されました。

洪水が発生すると、ゴミや汚水貯留層があふれた水とともに出てきます。ゴミや排泄物があちこちに飛び散り、さまざまな感染症の原因となっています。洪水の前後に広がりやすい感染症は          (洪水管理ガイドライン、2008 年)。

  • 急性呼吸器感染症
  • 結膜炎(目の痛み)
  • レプトスピラ症
  • 下痢
  • A型肝炎
  • コレラ
  • 腸チフス
  • 食中毒
  • デング熱
  • はしか
  • 手口足病 (HFMD)
  • マラリア
  • 水痘

本日はかかりやすい感染症について述べたいと思います。

水媒介性および食品媒介性疾患

腸チフス(腸チフス)、コレラ/コレラ、A型肝炎、赤痢、食中毒など、水や食物による病気が洪水の最中や洪水後にしばしば発生します。症状は、下痢、嘔吐、発熱、腹痛、頭痛です。感染経路は、病気の細菌によって汚染された飲料水または食物を食べることです。伝染性が高く危険です。

レプトスピラ症

レプトスピラ症は、ネズミ、ネコ、イヌ、ウシなどの 4 本足の哺乳動物の尿に含まれるレプトスピラ菌によって引き起こされます。感染した動物の尿で汚染された水や洪水と混ぜたり、直接接触したりした人に伝染する可能性があります。レプトスピラ症の症状には、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、筋肉痛、目の充血、発疹、腹痛、黄疸、黒色尿などがあります (Flood Health Information Manual, n.d.)。

結膜炎(目の痛み)

結膜炎や目の痛みも洪水時によく起こる病気です。この病気は、タオル、枕、ハンカチなどの身の回り品を共有したり、目の病気を抱えている人と密接したりすることで、患者から患者へと急速に広がります.症状の中には、目の充血、異常な涙、痛み、過剰な目やに、目のかゆみ、光への過敏。

防ぐには
●生水を飲まない。ペットボトル水を飲む、また一度水道水を沸騰させてから飲むこと
●ごはんを食べる前、トイレ後は徹底的に手を洗う
●洪水を渡った後は必ずシャワーを浴びる
●洪水がある場所にはいかない
●生の野菜と皮を剥かない果物を食べる前にしっかり洗ってから食べるこ

受診予定の方へのお願い

当院では風邪、食あたりなどの内科、小児科の他、眼科(結膜炎・ものもらい)、耳鼻科(外耳炎、耳鳴り)、皮膚科(湿疹、発疹)、外科(腰痛、捻挫)、婦人科(子宮頸細胞診、性病検査)などの専門家の初期治療にも対応可能なクリニックでございます。

また、院内感染防止のため、ご来院いただく前に必ずご予約をお願いいたします。皆様がマレーシアで安心・健やかな生活お送り頂ける様、当院では最新の情報を元に、日々新しい取り組みを行いながらサービスの向上に努めております。

ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。