マレーシアは新型コロナウイルスの感染者数が毎日増加しています。その中、政府が新たな変異種の出現に懸念しています。

保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)が18日に以下を述べています。

現在の変異ウイルスは、より強い感染力、致死率が高い、判明しにくい(最初の結果は陰性ですが、その後に陽性と判明)との特徴があります。感染者は咳や熱もありません。寧ろ、多くの方は無症状です。現在主な症状は、関節痛、倦怠感、食欲不振です。 死亡率が前回よりも高くなり、肺の悪化の時間が更に短くなりました。症状が全く出ない場合もありますので気を付けていただきたいのです。


また、変異ウイルスは鼻咽頭で検出されない場合もあります。したがって、嗅覚・味覚障害などの症状が出ない人もいます。変異ウイルスは直接肺を侵入し、発症時間が短縮になり、一部は急速に重症化しました。更に多くの患者は熱が出ないが、いざレントゲン検査をしたところ、既に中等レベル肺の感染が見られました。RT-PCRスワブ検査をしても陰性になる場合もありました。そのため、発見が遅れることが発生してしまうのが現状です。


要するに、ウイルスが直接肺に侵入し更に広がり、ウイルス性肺炎による急性呼吸窮迫(低酸素症)を引き起こすのは致命的な原因・深刻化になっています。


感染症の予防に皆さんの協力が必要です。

*密集場所・密閉空間を避けてください

*ソーシャル・ディスタンシング、人との距離を保ちましょう

*マスクを着用してください

*ハンドソープまたは石鹸で頻繁に手を洗ってください

 *油断をせず、警戒し、健康と安全確保・感染予防、外出を控えましょう