皆さんももう耳慣れた骨粗しょう症という症状。一般的に腰椎や大腿骨などの骨がスカスカになり骨折しやすいと言う認識は皆さんお持ちでしょう。しかし、本当はそれだけではないのです。

骨密度は見た目の年齢にも大変影響します

骨粗しょう症といえばお年寄りの症状と思われがちですが、40代半ばの女性もこのころから女性ホルモンの低下が始まりそれに伴い骨粗しょう症が進んでいきます。そしてその減少は見た目の年齢に大きく影響します

骨粗しょう症は、腰椎や大腿骨の骨が溶け出しで弱くなっていくという事はよく知られています、しかし、実はそれよりも先に頭蓋骨や顔面の骨が減っていくのです。目が窪んできたり顔やせが進行して老け顔になってしまいます。

土台となる骨がやせるとその上にある筋肉や皮下脂肪も緩み表面の皮膚が徐々に下がっていきます。それがほうれい線や口角を下げてみせるマリオネットラインとなって現れます。

実は顔の老けた感じというのはシミやすくみといった表面の変化より、顔の内部の変化が大きく影響するのです。

実際に若く見える人と老けて見える人の骨密度を測定すると老け顔の人のほうが骨粗しょう症が進行しているというデーターもあるようです。

骨粗しょう症は予防が大切

一度骨粗しょう症と診断されれば改善するのはとても難しいのです。ですのでそうならないように予防が大変重要になります。予防には次のような事があげられます。

運動…骨に負荷をかける事が重要とわかってきました。水泳は大変良い運動効果がありますが、残念ながら骨粗しょう症予防という意味ではあまり適しません。ジョギングや縄跳びなどが効果的です。

頭蓋骨や顔面の骨にはヘッドマッサーなど直接刺激を与える方法も効果があるようです。  

食事…小魚やほうれん草などの色の濃い野菜や乳製品がお勧めです。特にチーズやヨーグルトなどの乳製品はカルシウムとたんぱく質も豊富ですので、普段の食事に積極的に取り入れたいですね。   

カルシウムのサプリメントなども併用していくのもいいでしょう。当クリニックでもカルシウムサプリメントの取り扱いがありますので気になる方はご相談ください。